よくある質問

我々の生活圏は害虫だらけ?

我々の生活圏には、「害虫」と呼ばれる虫が多種多様に存在する。

蚊・ダニ・ノミ・ムカデ・毛虫・蟻・蜂は、人を刺したり咬んだりして直接的に危害を加えてくる。

一方、ゴキブリ、蜘蛛、ハエは、直接的な危害を加えてくることはない。

しかしながら、それらも人々から強く嫌悪される。

市販されている防虫製品や殺虫製品の多さがそれを証している。

「益虫」といった側面もあるはずなのに駆除のニーズは高く、「共存」という発想は到底できないのである。

身近にいるハエの種類は?

「ハエ」とは、相翅目(ハエ目)の中で、角が短い種のうちハエ下目に属するものを言い、日本国内だけで数千種類も生息している。

その中でも、衛生害虫とされるものは数百種、さらに重要な種類は数十種類になる。

身近にいる種類としては、イエバエ・センチニクバエ・ヒメイエバエ・サシバエ・オオクロバエ・ケブカバエ・ヒロズキンバエがいる。

その他にも、北の地方に分布するクロキンバエ・ホオアカクロバエ、南の地方に分布するフタスジイエバエ・オビキンバエ等がいる。

 

どんなところに発生する?

発生しやすい場所としては、食品を扱う場所である台所・居間、排泄物が餌となりやすいトイレ、残飯や排泄物がありがちなペットスペース、豊富な餌がありがちなゴミ保管スペースが挙げられる。

他に、住居内に住みついたネズミによる食品ゴミの食い散らかしや、その死骸・排泄物が発生原因となることもある。

屋内外を問わず、ハエにとっては好環境である、水気の多い不衛生なところに発生しやすい。

ハエの生態は?

ハエは、成虫になるプロセスにサナギ時代がある完全変態の昆虫で、優れた飛行能力・敏捷性・機動性を持つ。

また、生息場所とするところへ直接卵を産み付ける習性があり、一度の産卵で50~150、平均寿命一カ月半の間に500個以上の卵を産むとも言われており、更に、卵からかえった後は約十日から二週間で成虫になるとされており、短期間の間に何世代もの子孫を増殖させていく。

温度が高いと成長スピードが早まるため、特に気温の高い夏場や寒冷になりにくい場所では爆発的に発生することも珍しくはない。

ただ、中には越冬できるハエもいるうえ、近年は空調や暖房で冬場の住環境も良くなっているため、基本的に、一年中油断することはできない。

 

ハエの注意点は?

ハエは、心理的不快感を与える不快害虫としてのイメージが強いが、気をつけなければならないのは感染症やウイルスを媒介する衛生害虫としての側面。

幼虫・成虫とも雑食で、動物の排泄物・死骸・腐った食品をはじめとした腐敗物質などから繁殖のための餌を摂取するわけだが、これら餌の中には寄生虫やウイルスが繁殖しているものも多数ある。

単に、自らが体液を吐き出したり排泄したりするだけでなく、病原菌や寄生虫の卵などを身体の表面に着けて人間の生活空間に入り込んでくることもあるわけで、感染症を媒介する危険があることを考えると油断は禁物である。

具体的な病例は?

都市部を中心に衛生環境が整備されたことでハエに遭遇することが少なくなったせいか、近年ではハエに対する警戒が薄れていたが、1990年代後半には病原性大腸菌O-157が、2000年代前半には鳥インフルエンザウイルスが検出されるなどして、重大な感染症病原体がハエを通じて媒介されたという研究結果が報告された。

他にも、大腸菌・・サルモネラ菌・黄色ブドウ球菌・赤痢菌・腸炎菌などの感染症を媒介するとも言われており、養鶏場や飲食店・食品業界では警戒が強まっている。

また、人体に寄生してくることもある。

このハエの寄生によって起きるさまざまな症状を蝿蛆症(ハエウジショウ)と呼び、体内で蛆が育っていく恐ろしい病気である。

有効なハエ対策は?

予防・対策としては、ハエの餌となるものを放置しないこと、繁殖に適した環境を作らないことを意識的に行っていくことが大切。

ハエは、積極的に人間の生活空間に入り込んでくるため、網戸を設置する、外との隙間を塞ぐなどして外から侵入させないことが第一。

台所や居間では、食品を放置しない、調味料の口はしっかり閉じる、三角コーナーに生ゴミを溜めたままにしない、食べカスのついたゴミを長く置かない、食後の洗い物を溜めておくのも厳禁。

小さなハエはわずかな隙間からも侵入するので、ゴミを保管するゴミ箱は、しっかり蓋をすることはもちろん、ゴミ袋を二重にしたり、生ゴミは一日毎に小袋に入れたりするなどの工夫も必要。

トイレは、その性質上、ニオイがこもりやすいため、こまめに掃除しニオイがこもらないよう心掛ける。

日常生活では滅多に起こることではないが、水洗トイレの場合、長く使わなかったり設備に不具合が生じたりすることによって、本来は便器に溜まっているはずの水(封水)が枯渇することがある。

この場合も、悪臭が発生するとともにハエが寄りつきやすくなるので、長く留守をするときなどは注意したい。

ペットが食べ残したエサ、特に、缶詰など、水分・脂分が多いものはハエを寄せ付けやすいので、早めに片付けることが大切。

ペットトイレも同様で、清潔に保つことを心掛けることが大切。

ハエの駆除法は?

それでも発生してしまうハエは駆除するしかない。

まずは、卵を産みつけられている可能性があるため、ハエが発生した原因や餌としているものを撤去する。

その上で、駆除に取り掛かる。

捕獲したハエを見ると駆除できたことが実感できるかもしれないが、粘着剤等での捕獲は焼け石に水で、根本的な問題解決にはならない。

終局的な問題解決には、薬剤の使用が最適な方法。

噴霧式(噴射式)や燻煙式の殺虫剤が最も効果的で、市販品でも充分な威力を発揮する。

ただ、せっかく駆除しても、その後 生ゴミ等の発生源を放置してしまうとハエが再発生するので注意が必要である。

ヒューマンケアのハエ駆除事例

我々が作業する特別汚損現場でも、ハエには頻繁に遭遇する。

孤独死現場やゴミ部屋などは、近隣住民から「窓に無数のハエが集っている」といった情報がもたらされ、ハエが事態の発覚のきっかけになることも珍しくない。

そのような状況では、一般の人では手に負えないくらいの特別汚損が発生している可能性が高いため、専門業者による対策に頼った方がよいと考える。

 

ハエの発生を防ぐのは容易ではなく、幼虫であるウジを駆除するのも簡単ではない。

しかし、羽化したハエの駆除は、そう難しいことではない。

市販の殺虫スプレーでも強い効き目を発揮する。

飛んでいるところで噴射すると、瞬く間に落ちていく。

当社でも、業務用をベースとしながらも臨機応変に市販品を使用しているが、業務用と比べてもほとんど遜色はない。

 

ただし、殺虫剤の用途・用法には注意も必要。

「人やペットに優しい」とされる製品であっても、「まったく影響がない」とは言い切れないため、人や動物がいる空間では使用量を抑え目に。

とりわけ、アレルギー体質の人や、耐性のない幼児や体力が衰えた高齢者がいるところでは慎重に使うべき。

併せて、食品や食器・調理器具に付着しないよう注意することも大切。

どれだけ大量に撒いても防除の効果は期待できないので、無闇に連続噴射しても害が残るだけ。

的をハエに絞ってスポット噴射すれば薬剤量が抑えられ安全性が担保できるので、そうすることをお勧めしたい。

 

       

ご相談、お見積りは無料です

0120-74-4949

年中無休365日 24時間電話対応 見積無料

全国対応 秘密厳守 スピード対応
どんな現場もお任せください!他の清掃会社様で断られた案件もご相談ください。秘密厳守・個人情報厳守ではじめから終わりまで、一貫して進めてまいります。一人で悩む前にまずはご相談を!