トラックバック 【可哀相な男】
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2007年4月29日の記事です。
とある公営の集合住宅で、腐乱死体が発見された。
故人は年配の男性で、世間から見ると可哀相な死に方だった。
現場となった部屋は、エレベーターのない上階。
こんな建物では、上にあがるにも下に降りるにも、狭い階段を歩かなければならない。
身体能力が衰えてきた私には、階段の上り下りだけでも充分な労働に値する。
いつもの通り、私が出向いたときには、遺体は警察の手で撤去されていた。
後に残るは、腐乱痕。
それだけでも充分に凄惨なのに、ベドベドに溶けた遺体を回収して署まで運ぶ警察の作業は、私でさえも想像を絶する。
毎度のことながら、警察官の仕事には脱帽だ。
近隣の住民達も、この部屋で起こったことを知っていた。
だから、この部屋に出入りする私のことを中高年の女性達が遠くから眺めていた。
ご婦人達は、噂話に花を咲かせていたに違いない。
そしてまた、不気味なのか気持ち悪いのか、興味があっても近寄って来れないようでもあった。
私は、鼻から入る腐乱のニオイと気持ちに入る暗闇のニオイを感じながら部屋に入った。
そして、部屋の雰囲気を確認。
それから、心・技・体の準備を整えて、液体人間と格闘。
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