トラックバック 【真偽の痛み(事前編・下)】
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2008年2月6日の記事です。
「私の方が死にたくなりました・・・」
女性は、遺体を発見したときの様子を静かに語り始めた。
都会で独り暮しをしていた娘の突然の死・・・
それも、不自然な死に方・・・
しかも、遺体は誰にも気づかれることなく腐乱・・・
そして、それを最初に発見したのは自分・・・
その時に受けたショックとその後の心痛は、他人の私には想像すらできず・・・
そんな話を聞いて返す言葉もない私は、場の雰囲気をどこに落ち着けるべきか戸惑うばかりだった。
「とりあえず、部屋を原状回復するところまでは責任を持たれた方がいいと思います」
私は、事の真相を他人に明かすかどうかの前に、社会の一員としての最低限の誠を守ることを勧めた。
「それはそうですね・・・」
・・・
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