ヒューマンケアの事例紹介Example
依頼者不在の案件・依頼者了承を得た案件のみ掲載をしています
解体 ペット臭 ゴミ屋敷清掃 消毒・消臭
猫ゴミ部屋・猫のおしっこ臭事例まとめ編㉞
賃貸マンションの一室でネコを飼ってしまい、部屋を著しく汚損してしまった案件。
一件は「ペット可」、もう一件は「ペット不可」の部屋。
「ペット不可」の部屋で動物を飼うのはもってのほかだけど、「ペット可」の部屋でも“多頭飼い”はタブー。
衛生的にも空間的にも劣悪な環境になりやすく、こんな状況は、人だけの問題ではなく、飼われる側の動物にとってもよくないはず。
一頭一頭・一匹一匹、世話が行き届かないはずで、何よりも、倫理的・道徳的に問題がある。
言うまでもなく、「動物を飼う」と言うことは、単に、「餌だけ与えて命をつないでやっていればいい」ということではない。
できるかぎりの愛情を注いでやり、ペットなりの幸せや楽しみを考えてやる必要がある。
飼主もペットも幸せになれず、挙句の果てに、社会や他人にまで迷惑をかけるような結末をたどってしまうのは非常に残念なこと。
マンションオーナー、近隣住人など、迷惑を被る人が少なくない中、一番の犠牲者は動物達なのかもしれない。
①猫屋敷片付け【東京都港区】
猫部屋問題、解決いたします!
現場は、「ペット可」の賃貸マンション。
ただ、飼えるのは一匹のみで、多頭飼は禁止。
しかし、依頼者は、複数匹の猫を飼育。
はじめは一匹から始まったところ、猫好きの依頼者は、可愛さのあまり、二匹・三匹と増やしていき、その数は、収拾がつかないくらいに膨れ上がってしまった。
その結果、一匹一匹の世話がずさんに。
猫の方も、“躾”なんかそっちのけで やりたい放題。
部屋中、ゴミだらけ毛だらけ。
餌は、ただ適当に与えるだけで、食べ残しは残飯となって腐敗。
とりわけ、トイレの管理は、放棄したような状態。
猫は、汚れたトイレは使わず、少しでも清潔なところを探し、部屋のあちこちで放尿・脱糞するように。
月日が流れると同時に、糞尿汚染は部屋全体に広がり、強烈な糞尿臭が充満。
その悪臭は外にまで漏洩し、猫ノミも大量発生。
結局、当室は、居住の用に供することができない状態になってしまった。
近隣から苦情がくるのは時間の問題。
それを悟った依頼者は、この部屋を退去することに。
猫は、友人知人、更に、そこからの紹介者など、できるかぎりの手を尽くして引き取ってもらい、残った猫については動物愛護団体に相談。
すべての猫が、路頭に迷うことなく、新たな飼主のもとへ。
依頼者は淋しかっただろうけど、猫にとっては、その方がよかったはずだった。
かなりの苦労がともなったが、すべての猫を無事に手放すことができ、それで気持ちが緩んでしまったのか、その後の清掃や片付けに着手する気が起きず。
また、不動産会社から叱責されることを想像すると、余計に気が重くなり、結局、住まいは移したものの、当室については、ガラクタやゴミだけを置き、家賃だけを払い続けた。
しかし、それにかかる家賃は、まったくの無駄銭。
また、そのままにしておいても、何も解決しない。
それどころか、金銭負担と部屋の汚損リスクは大きくなるばかり。
依頼者は、不動産会社や大家とトラブルになることを覚悟のうえで、重い腰を上げた。
まず、猫ノミを駆除し、家財・ゴミを出して部屋を空にし、清掃可能なところは清掃。
そして、傷んだ内装は剥離・解体し、それから、消臭・消毒を実施。
その後、内装設備を新設復旧する工事を施工。
長い期間と大きな費用を要したが、そうして、当室は、新築同然に復旧した。
依頼者は、外から指摘される前に、正直に告白し、非を認め、素直に謝罪。
そして、事態の収拾に積極的に動いたことが心証をよくしたのだろう、不動産会社も大家も、思いのほか穏やかに対応してくれ、心配していたほど大きな問題にはならず。
すべてが片付くと、依頼者は、「これで、やり直せます!」と明るい表情をみせてくれたのだった。
作業場所 | ペット可能な賃貸マンション |
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依頼内容 | ペットの糞尿処理・害虫駆除・不要物梱包・ゴミの搬出・消臭消毒・解体工事・内装工事 |
作業時間 | 延べ1か月 |
作業人数 | 3名(消臭消毒および内装工事は除く) |
作業料金 | 158,000円(税抜き)(※解体工事および原状回復工事は除く) |
港区周辺の対応地域
千代田区 中央区 新宿区 江東区 品川区 渋谷区
②猫部屋の本格消臭【千葉県市川市】
猫部屋の消臭は専門会社のヒューマンケアへ!
現場は賃貸マンションの一室。
間取りは2DKで、「ネコ部屋」の跡。
ただ、このマンションは「ペット不可」。
動物の飼育が禁止されていることについては、賃貸借契約の条項にもマンション規約にも記載され、住人は、そのことについて説明も受けていたはずだった。
しかし、住人は、それを守らず猫を飼育。
しかも、月日の経過とともに、いつの間にか“多頭飼い”に。
内装設備は、復旧不能なくらいにまで汚損。
ずっと以前から、管理会社は、住人に対して、猫を飼っていることを咎めていたが、状況は、見過せるレベルをはるかに超え、強制的に退去させた。
依頼者は、当室のリフォームを請け負った内装工事業者。
工事業者も、始めに部屋に入ったときはビックリ仰天!
その汚さもさることながら、その異臭は、「鼻を突く」を通り越して「目に滲みる」レベル。
その刺激臭は、長く嗅ぎ続けると健康に悪影響がでる成分で構成されており、工事業者の手に負えるものではなかった。
依頼された作業は、できるかぎりの消臭消毒。
ただ、汚染状況・異臭状況は、天井・壁・床のボードも解体撤去しなければならないレベル。
それは、工事業者も理解。
しかし、とにかく、あまりに汚く、あまりに臭かったものだから、「解体前にも作業してほしい」とのことだった。
作業には、各種の消臭剤や消毒剤を使用。
併せて、高濃度のオゾンガスも活用。
ただ、オゾンガスは猫尿が発するアンモニアとの相性が悪いので、外気を取り込みながら使用。
逆に、アルコール系薬剤との相性はよく、消毒効果も高いのでそれを多用した。
一次消臭消毒の作業を終えると、状況はかなり改善。
見た目は大きく変わらなかったものの、悪臭はかなり低減。
その後、工事会社が、天井・壁・床のボードを解体し、水周設備も撤去。
当室は、360度コンクリート剥き出しの伽藍洞となった。
それでも、悪臭は残留。
しかし、それは想定内のことで、そこから、事前作業とほぼ同じ工法で、二次消臭消毒を施工。
そして、「臭覚」、つまり、ニオイの感じ方や好みは、個人差がかなりあるので、最終の臭気確認は、依頼者と当方、それぞれで実施。
結果、「異臭なし」との判断のもと、長期に渡った作業は無事に終わったのだった。
作業場所 | ペット不可の賃貸マンション |
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依頼内容 | 汚染部の特殊清掃・消臭消毒 |
作業時間 | 延べ45日 |
作業人数 | 延べ8名 |
作業料金 | 180,000円(税別) |
市川市周辺の対応地域
江戸川区 松戸市 船橋市 鎌ケ谷市 浦安市
ヒューマンケアの事例紹介Example
解体 内装工事 特殊清掃 遺品整理 消毒・消臭
玄関の特殊清掃と消臭事例まとめ編⑪
住人が賃貸物件の玄関で亡くなり、しばらく放置されてしまった案件。
人生の終わりは、いつ どこで どういうかたちで訪れるかわからない。
相対的な確率で考えると、「老人や傷病の床にある人の方が亡くなりやすい」と言えるのかもしれないけど、それは絶対的なものではない。
言うまでもなく、特に病気もケガもない赤ん坊・幼児・子供・若者だって、常に、命を失う可能性をはらんで生きている。
事実、事件・事故・自然災害・戦乱などで、命を落としている人のニュースは、日々、途絶えることがない。
こういった特段の事情のない、日常生活においても同様。
体調が急変して亡くなった事案では、「昨日まで元気にしていたのに・・・」「さっきまでフツーにしていたのに・・・」といったケースがざらにある。
本件でも、故人は、亡くなる直前まで健常に暮らしていたはずで、実のところ、その死に一番驚いているのは、亡くなった本人なのかもしれない。解体 内装工事 特殊清掃 ゴミ屋敷清掃 消毒・消臭 害虫駆除
孤独死現場の特殊清掃事例まとめ編⑧
部屋の住人が孤独死し、その遺体が深刻な状態にまで腐敗してしまった案件。
「考える葦」である人間の身体といえども、「動物の肉」であることには違いない。
ということは、その本体が命を失い、それを構成する細胞が死滅してしまうと、当然、その肉も傷み腐ってくる。
ただ、そこが自然の中、つまり、虫や動物、草木や土のある環境であれば、分解されたその肉体は、虫・植物・微生物などの営みによって、徐々に自然(土壌)に還っていく。
しかし、そこが、家屋等の人工構造物である場合、状況はまったく異なる。
遺体は、腐敗・分解されていくものの、還るところがない。
内装建材・建物設備には、それを受け入れて消化する能力はなく、凄惨なカタチで残留するのみ。
結果、事態の収拾にあたっては、内装建材にまで手を入れなければならないケースが多いのである。


