よくある質問

身近にいるネズミは?

日本に生息するネズミは多種多様だが、大きくは、山野に生息するノネズミと人家に出没するイエネズミに分類される。

更に、イエネズミには、人家やビル・天井裏などに営巣するクマネズミ、建物周辺の土中や下水溝に営巣するドブネズミ、物置や倉庫に営巣するハツカネズミの三種類がいる。

当社が遭遇する場所としては、ゴミ部屋が圧倒的に多い。

あとは、遺品が残された無人の住居や物置。

人家は雨風がしのげるうえ断熱性も優れており、人が居住中であれば、夏は冷房、冬は暖房が効いて快適。

カラスやヘビ等の天敵に襲われる危険もないことから、ネズミにとってはこの上ない住処となる。

発生しやすい場所は?

ネズミは人間生活の身近に潜んでいる野生動物の代表格であり、生活特性の多くを人間と共通している。

したがって、人家の台所や飲食店の厨房など、食品を扱うところは最も発生しやすい場所となる。

近年では農村部より都市部での被害が目立ってきており、特に、野外に餌がなくなる冬季には街の住宅でも多く見受けられるようになっている。

存在に気づくきっかけは、天井裏や壁の中からの物音や、台所や物置に黒い糞がある場合が多く、それによる被害は、衛生面を筆頭に精神面・経済面にまで及び、快適な生活を妨げる一因になっている。

生態・習性は?

ネズミは環境適応力が優れ、慎重に行動する動物。

移動には決まったルートを使う習性があり、本来は夜行性なのだが、人の気配のないところには昼間でも出没することがある。

繁殖力は強く、一年で5~6回出産し、一度に5~12匹の子を産み、生まれた子ネズミは2~3ヶ月で成獣となり繁殖を繰り返していく。

営巣地域で家屋の建築・改装工事や取り壊しなどが行われると、ネズミは近隣周辺に退避し、下水溝などを進んで別の住宅に侵入する。

更に、それを放置すれば被害は近隣周辺に及び、地域全体に悪影響を与えることにもなりかねない。

食性は?

基本的に雑食性・散食性の動物だが、好んで食べるのは種子穀物類で、特に脂のニオイを好むとも言われている。

一度に大量の食物を食べるのではなく、少量を何回にも分けて摂取する。

一日に自分の体重の1/3~1/4の量を食べ、人の食べ物や小動物・昆虫をはじめ、ときにはネズミ同士で共食いもする。

また、伸び続ける歯を研磨するために、歯応えのある物を好んで食害する。

そのため、安心できる生活圏にある電気コードや通信配線をよく齧る。

天井裏や床下・壁の中など見えにくい場所で電気配線をかじるので、早期に被害を発見するのは極めて困難。

最悪の場合、ショートした配線から出火することもある。

東京都内だけでも、ネズミが原因と思われる火災が年間数十件も発生しており、地域社会を混乱させるといった問題も起きている。

 

衛生面は?

また、「ネズミは病原菌の塊」といっても過言ではない。

人間と共通の寄生虫を体内に持っているうえ、一匹のネズミには1,000匹以上のイエダニが寄生しており、人体に移ることもある。

それが人の皮膚を吸血しての皮膚炎をはじめ、各種アレルギー症状を引き起こす。

また、ネズミの糞尿にはサルモネラ菌・レプトスピラ菌などの色々な病原菌が入っている。

このような病原菌や有害生物が人体に与える影響は油断できず、下痢・発熱・肝機能障害などはもとより、場合によっては死に至ることもある。

特に、建物や人口が密集する都市部では、ネズミが接触することによって食器や食品に細菌・ウイルスが付着するばかりでなく、料理や飲み物を通じて、ネズミの糞や毛が口に入ってしまうおそれもあり、多くの人々の健康が脅かされるリスクがある。

飲食店で客にネズミを発見された場合、その場での騒動・事故におさまらず店全体のイメージダウン・売上ダウンにつながる可能性もある。

対策法は?

ネズミはその種類に応じて特有の生態・習性を持っており、しかも、賢い動物のため被害を防ぐのは簡単ではない。

対抗するには、生息するネズミの生態・習性と建物の構造を調べ、状況に合う駆除方法を選択することが重要。

具体的な駆除方法としては、ネズミの通り道に罠や粘着剤を設置する「捕獲」、天井裏・壁の隙間・床下など、人が入りにくい所に毒エサを設置する「駆除」、超音波装置や防鼠用忌避剤を使って追放・防御する「忌避」、防鼠用建材でネズミの侵入口を塞ぐ「防鼠」の四つが挙げられる。

対策の注意点は?

残念ながら、色々な駆除法を駆使しても、鋭敏な臭覚を持ち、警戒心が強く、学習能力が高いネズミに対する効果は限定的。

住環境の変化を敏感に察知し、駆除する前に周辺に退避してしまうことも少なくない。

実際、一度は姿を消したネズミが、しばらくして再び姿を現すケースは多い。

近隣周辺にビルや飲食店、雑木林・雑草地などがある場合、そこには多くのネズミが生息している可能性があり、寒冷な冬季は暖を求めて人家に対する侵入行動が強まるし、犬や猫などのペットがいる場合、その餌のニオイがネズミを誘引してしまう。

また、ネズミは自分の生活圏にニオイをマーキングする習性があり、一時的に退避したネズミがそのニオイを頼りに帰巣したり、他のネズミが侵入したりするのだ。

まずは、それらの動向を予想することが策を講じる上でのポイントとなる。

ネズミ対策のすすめ

とにかく、ネズミの出現に対しては食料の管理状態が大きく影響する。

更に、侵入できる通路と営巣できる場所があるかどうかも関わってくる。

ただ、集合住宅や住宅密集地では、食事場と営巣地を複数の人家に分け、往来を繰り返しながら生きているネズミもいる。

自分の家だけでしっかり対策を講じていても、地域が侵蝕されているため防ぎきれないといった悩ましい現実もある。

それでも、野放しにすると諸々のリスクが高まるだけなので、専門業者への相談を含めて、できるかぎりの対策を講じることが肝心である。

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