湯灌スタッフのブログ【悲しい一言】
新人スタッフ『茜(23歳)』 2006-05-24のブログより
神奈川県某所・・
今日の業務は、ご自宅での湯灌でした。
故人様は75歳のお爺ちゃんで、ご家族やご親戚、ご近所の方の立ち会いは、30名以上いました。
立ち会われた方は、非常に協力的で準備や片付けなどお手伝いしていただけました。
また、故人様の洗髪も積極的に参加され、大事にされていたな~と感じました。
そんなこともあり、納棺をする前に5分ほど私たちは退席し、ご遺族だけでお別れをしていただくことにしました。
私たちが部屋の外でお待ちしていると・・耳を疑う一言がありました。
部屋の中から出てきた親族のオバサンが、『洗い屋さ~ん』と呼ぶのです。
・・・???
『洗い屋さん???』
このお仕事をはじめて『湯灌屋さん』や『葬儀屋さん』と呼ばれたことはありましたが、『洗い屋さん』ははじめてです。
この呼ばれ方は非常にショックでした。
『洗い屋さん』=『死体洗い』を意味するからです。
湯灌サービスは喜んでいただけましたが、悪気はないものの、何気ない一言は考え深いものになりました。
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