トラックバック 【Holiday(後編)】
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2007年9月26日の記事です。
私という人間は、もとのもとから根性なし。
ちょっとしたことにもクヨクヨするし、何事に対しても臆病。
くじけるのもやたらと早い。
努力には悲痛が、忍耐には悲哀が、挑戦には悲観がともなう。
そんな人間だからこそ、特掃をやる宿命が与えられているのかもしれない・・・そう思うようにしている。
特掃作業は過酷。
しかし、見方を変えると面白いものでもある。
もちろん、〝面白い〟と言っても〝愉快〟とか〝楽しい〟とかの類ではない。
〝普通に生きてたら、なかなか経験できないこと〟という意味での面白さだ。
そこには、人間(自分)の喜怒哀楽や苦悩、人生の悲哀が凝縮されたかたちで現れる。
そんなに長くはない作業の間に、人間(自分)の泣き笑いが色濃く映し出される。
過去に何度となく書いているけど、特掃のプロセスは、汚物を人間に戻していくプロセスでもある。
密室での孤独な作業には、恥も外聞もない。
丸裸の自分を露にして格闘することによって、汚物は人に戻る。
浴槽の中は、ホントに酷い状態だった。
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